50系プリウスのタイヤをNANKANG ECO-2+に変えた

車検を受けるにあたって、タイヤが結構減っていたので交換することにしました。

どのタイヤにしようかと候補をあげたのは前回の話。今回は実際にネットで注文して、近所の整備工場で交換してもらった話です。

アジアンタイヤの感触もレビューしたいと思います。

交換するタイヤ「NANKANG ECO-2+」

今回、初めてアジアンメーカーのタイヤに交換することにしました。スマホでもそうですけど、中華メーカーのものってやたらハイスペックだけど、なぜか安いってやつが多いですよね。もともと、中華スマホも好きだったりするので、今回もその延長線上くらいの気持ちです。

NANKANGとは

いわゆるナンカンです。台湾のメーカーです。

創業50年以上にもなる老舗のメーカーで、世界中でタイヤを販売しています。日本でもアジアンタイヤとしては一番有名なんじゃないだろうか。レビューを見ていてもそこまで悪い話はでてこないので、よほど心配はないだろうと思って選びました。少しでも心配があるなら絶対国産をおすすめします。精神安定上、それが一番です。

1989年~1996年には、YOKOHAMAの技術指導もあったそうで、最低限のレベルは保たれているんじゃと思います。

ECO-2+

NANKANG初のエコタイヤです。というか、アジアンタイヤ初のECOタイヤかな。

高い燃費性能を持つタイヤですね。せっかくのプリウスなので燃費の良いタイヤにしたかったという思いもあります。欲を言えばロードノイズが静かだったりするタイヤもいいのですが、求めれば求めるほど値段が高くなります。

一応、アジアンタイヤを多数販売するオートウェイさん独自にスコアリングしたものが以下です。

とにかく燃費性能にふったタイヤですね。

国産メーカーであれば統一のグレーディング(AAとかAAAとか)でタイヤの能力を表してくれますが、アジアンタイヤにはありません。独自の指標を信じるのみです。

タイヤを交換しよう

商品紹介はこれまでにして、実際にネットで注文して交換してきた話です。

注文

アジアンメーカーならAUTOWAY一択です。今回はポイントやら割引クーポンがあったため、Yahoo!ショッピング店で購入しました。楽天ポイントを貯めている方は楽天市場にも店舗があるので、そちらをご利用ください。

AUTOWAYの良いところは、ネットで注文する際に、交換を依頼する整備工場にタイヤを直送できるところです。しかも、タイヤピットに登録してある整備工場であれば、こちらから連絡することなく、注文の送付先にその工場を指定しておけば、AUTOWAYから自動で連絡がいく仕組みになっています。そのため、工場からの日程調整の連絡が入るのを待てばいいだけなのです。

今回は実家から5分くらいの整備工場を選択しました。タイヤが発送後、工場から連絡がはいり、翌日曜日に交換してもらうことにしました。

交換

交換当日は車を整備工場に持っていくだけです。

同年代くらいのお兄さんが待ち構えていて、手際よく作業をはじめました。特に待合室とかがあるわけではなく、作業場の片隅にソファとストーブが置いてあったので、そこで交換作業を見ながら待機します。

私の買ったタイヤが平積みされていました。

さて、お兄さんが手際よく作業していきます。

タイヤはずれました。

はずすとこんな感じになっているんですね。勉強になります。

はずされて虚しく転がっています。ツルツルですね。

その点、もちろん新品タイヤを購入したので溝がくっきりです。

タイヤは物理的に穴を開けて、ホイールからはずしていくようです。

その外したホイールに新しいタイヤをはめて、空気を充填すると。装着されるのをいまかと待っている図です。

それを全タイヤ行って、装着すれば作業終了です!

旧タイヤはむなしく積まれておりました。お疲れ様でした。

全工程で1時間もかからなかったくらいです。一瞬です。

費用

今回かかった費用はどれくらいだったでしょうか。

ちなみに、事前にガソリンスタンドでブリジストンのECOPIAに交換した場合の見積もりをだしてもらったところ、交換工賃含めて約10万円でした。ネットでアジアンタイヤを買って、整備工場に交換を依頼した場合のお値段は以下のとおりです。

  • タイヤ代:6380円/本 × 4本=25520円
  • 交換工賃:4980円(作業工賃、バランス調整、バルブ交換、廃タイヤ処分費込)
  • 合計:30500円

なんと、3分の1以下の価格で済んでしまいました。実際は、ポイントやクーポン使ったので、合計で25000円くらいの支払いでしたね。

あとはこのタイヤがどれくらいの性能を発揮してくれるかです。

使用10日間での感想

使用し始めてから10日ほど経過しましたので、現段階でのレビューです。

せっかくなので、価格.comの指標を参考にしてみます。

走行性能 ★★★☆☆

普段の街乗りでは特に不満はありません。何かが良くなったとも感じないですし、かといって悪くなったとも感じません。いわゆる、普通です。

乗り心地 ★★★☆☆

こちらも走行性能と同様に、普通です。少し段差を通った時のショックが少なくなったかな、という気がしたときもありましたが、そこまでの変化はないと思います。

グリップ性能 ★★★★☆

グリップという言葉の意味合いをどう捉えていいかわかりませんが、ツルツルタイヤに比べれば良くなったと思います。キュッと止まるというか、ブレーキ、アクセル操作にしっかり反応しているように感じます。ただ、これがタイヤの性能なのか、新品タイヤだからなのかは不明です。

静粛性 ★★★☆☆

ちょっと静かになったような気がします。あくまでも気がしますです。比較対象が、スリップサイン直前のツルツルタイヤなので、あまり参考にならないかも。ただ、そのタイヤと比べてちょっと静かになっただけということは、使い古していくとどうなるのやら・・・。

燃費性能 ★★★★☆

エコタイヤということで、ここは期待したいところですが、現状はそこまでの変化は無しです。もちろん冬場で暖房を常にきかせているのもあるので、大体街乗りで19~22km/Lですね。これは以前とそんなに変わっていません。ただ、乗っている感覚でとはなりますが、前より転がるようになった気がします。アクセルを少し手前から離しても良くなった感じですね。転がり抵抗の違いでしょうか。夏場に期待します。

まとめ

総合的に見ると、「悪くない」という評価です。価格も考慮すれば「良い」タイヤだと思います。

取り立てて何かが悪いわけでもなく、(エコタイヤと言いつつ、燃費はそんなに変わっていないけど)何かが良いというわけでも無いタイヤですね。他のコンフォートタイヤだったら、もしかしたらもっと燃費が悪くなっていたのかもしれません。

今回交換して感じたのは、日常使いでは不便することはないだろうなということです。そこまで日常の用途でシビアにタイヤの反応を見ることもないので、この値段でこの性能なら十分じゃないでしょうか。だって3万円ですよ!?

もちろん、タイヤは唯一車が地面に接地している部品ですので、安全、安心なものが一番でしたら国産メーカーをおすすめします。

そこを許容できるのであれば、とてもコスパがいいと思います。あとはどれだけの耐久性能があるかですね。巷では、2年くらいでサイドウォールにひび割れができたという話も見ますので・・・。期待しているぞ、NANKANG!!

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