もうすぐマイナーチェンジを迎えるだろう50系プリウスですが、このタイミングで3回目のリコールとなりました。
思えばはじめてのリコールが2016年10月、2回目のリコールが2017年10月、そして、3回目のリコールが2018年9月と、毎年の恒例行事のようになっています。
今回はエンジンルーム内の配線に対するリコールということで、どんな内容なのか見てみたいと思います。
3回目のリコール
今回のリコールはエンジンルーム内の配線が損傷する恐れがあるという内容でした。2018年9月5日に国交省に届け出られたものです。
いつもどおり、メーカーのリコール情報を引用いたします。これはリコールの案内レターにも記載されている文章ですね。
エンジンルーム内の電気配線において、組付ばらつきの検討が不足していたため、当該配線が保護カバーのない箇所で周辺部品と干渉しているものがあります。そのため、走行時の振動により当該配線の被覆が損傷して、配線同士が短絡、発熱し、焼損することがあり、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあります。
引用元:toyota.co.jp リコール等情報
周辺部品と干渉しないという前提があるからこそ保護カバーをつけていないのであって、そこが干渉しているというのはちょっと怖いですね。配線同士の短絡というのがどのレベルで起こりうるものなのかはわかりませんが、車両火災は怖いです。
あれだけ標準化を進めてばらつきを嫌っているトヨタなのに、今回のような不具合は珍しいですね。
修理内容
もうすでに完成してしまっているものの配線を組み付け直すのは難しい+時間がかかる作業ですので、該当の配線に対して保護材を追加するようです。
ただし、芯線が見えてしまうほど損傷しているものは配線自体を交換する必要があるとのことです。これは大掛かりになりそう。
所要時間
点検含め20分程度とのことです。コーヒー1杯で終わりそうですね。
ただし、配線交換となったら4時間以上かかる大掛かりな作業になるそうですよ。
まとめ
今回のリコールはエンジンルーム内ということで、怖いですね。エンジンは常に熱を持っているのものなので少しの火花が命取りになるんじゃないかとドキドキします。
そういう危険があるからこそのリコールですので、該当車両をお持ちの方はできるだけ早めに修理を行ってもらいましょう。