50系プリウスについて書簡が届きました。どうやら取扱書に関するサービスキャンペーンのお知らせです。
取扱書に対するサービスキャンペーン?となんだかハテナな話です。リコールまではいかないとはいえ何かしらの不具合があってのことだとは思います。
少しだけ中身を掘っていってみたいと思います。
取扱書に関するサービスキャンペーン
書簡の内容を拝見すると、遮音性向上のための合わせガラスについて取扱書に内容を追加するサービスキャンペーンとのことです。
サービスキャンペーンとは
そもそもサービスキャンペーンとは何でしょうか。
書簡を見ますと以下のように書いてありました。(書簡より引用)
サービスキャンペーンとは、商品品質改善等の観点からメーカーが必要と判断した場合に、その旨を国土交通省に通知して、お客様にご連絡し、点検・修理するものです。
車両に明らかな不具合があったり、国の基準に適合していない場合はリコールとなりますが、サービスキャンペーンは直さなくても問題は無い(車検は通る)が、メーカーとして修理・是正が必要と判断した場合に行われるものです。リコールまではいかないけど、何かしらの不具合がありますよ、ということですね。
直さなくても何も問題はありませんが、不具合があると言われると早く修理したいですよね。
サービスキャンペーン内容
toyota.jpでは以下のように記載されております。
車両が水中に転落した際などに備え、純正用品として設定している緊急脱出用ハンマーの取扱いについて、ドアガラスに合わせガラスを採用している車両は、当該ガラスを割ることができないことを使用者に情報提供できておりません。
正直、なんのことやらといった感じですね。
まず、「純正用品として設定している緊急脱出用ハンマー」について調べてみると「レスキューマンIII(ハンマー&カッター)」という商品がヒットしました。窓ガラスを割るハンマーとシートベルトを切るカッターがセットになったものだそうです。特にトヨタが作っているものではなく、既成品を純正用品として販売しているようですね。
Amazonとかでも購入することができます。
つまり、メーカーとしては何か起こった際にこのハンマーがあれば窓ガラスを割って車両から外に脱出できますよ、とうたっているにも関わらず、合わせガラスについてはそのハンマーで割ることはできない、という情報をユーザーに提供できていませんでした、ごめんなさい。ということですね。
正直、全然ピンとこない内容ですが、メーカーとしては情報提供できていないことに対して取扱書の不具合と判断したということでしょうか。
対象車両
50系プリウスとしては、Aグレード、Aプレミアムグレードが対象です。
それ以外の車種を見てみると、プリウスPHV、SAI、アルファード・ヴェルファイア、MIRAI、JPN TAXI、RX、LX、LS、HSが対象のようです。
修理内容
修理というほどでもないですが、水没したときの緊急脱出用ハンマーの使用についての適切な取扱情報をシールで貼り付けるそうです。
作業時間は約10分ということなので、わざわざそのためだけに行くのももったいないですね。点検のついでにやってもらうくらいがちょうど良さそうです。
まとめ
私のプリウスとしてはパーキングブレーキのリコール依頼の不具合情報です。(50系プリウスとしては3回目ですね)
正直、取扱書への記載が無いからといって事故に直結しないですし、緊急脱出用のハンマーも持っていませんし、特に何も困らないというのが本音。まぁ、無償修理なので何かのついでに直してもらうことになるんでしょうけど、どっちでもいいかなぁ。
メーカーとして情報提供していないので情報提供するわ、よろしくということでしょうけど、メーカーの自己満足かなぁと感じました。というのはちょっと言いすぎか。
また、修理完了したら報告します。どんなシールが貼られるか楽しみですね。なーんて。