50系プリウス 初のリコール

久々のプリウスネタが悪いニュースなのは寂しいところです。

10月12日、新型となって初のリコールが発表されました。

参考

【リコール】トヨタ プリウス 新型の21万台、駐車ブレーキに不具合Response

パーキングブレーキ周りのリコールということで、場合によってはパーキングブレーキが作動しなくなるおそれがあるとのことなので、オーナーの方は早めに修理してもらいましょう。

MEMO
2016年11月23日、リコールの修理をしてもらいました

50系プリウス リコール対応による修理

そもそもリコールとは

リコールとは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度です。

(出典:国交省 自動車のリコール・不具合情報

つまり製造側の問題をメーカーが自己申告し、公式に修理を行い事故を未然に防ごうということです。最近ではタカタ製エアバッグで多くのメーカーがエアバッグ関連のリコールをしていたので耳にした人も多いのではないでしょうか。

トヨタでいくと、2009年、2010年にかけて行われた大規模リコールがありますね。
アメリカでフロアマットがひっかかってアクセルが戻らなくなり、急加速しての事故が多発。一番有名なESの事故ではフロアマットを重ねて使っていたという使い方の問題だという声もありましたが、約400万台ほどをリコール。(トヨタは自主回収と言ってましたが)

その後、プリウスのブレーキ問題でコンピュータを書き換えるリコールも行われました。

この立て続けのリコールで当時のトヨタの信頼は失墜していました。それを考えると、その後のトヨタは素晴らしいですね。今では信頼もかなり回復していると思います。

リコール=不具合なので、メーカーの信頼が損なわれる結果を招きます。ただ、リコールをしないことで事故が起こってはそれこそ信頼はゼロになるので、メーカーはリコールをするのですね。

50系プリウス パーキングブレーキのリコール

では、今回のリコールはどういうものなのでしょうか。

駐車ブレーキ装置において、パーキングケーブルのダストブーツ先端固定位置が不適切なため、車両が上下動した際にケーブルの出代が増えることがあります。そのため、ケーブル端部と作動レバーの隙間が大きくなり、段差通過時等に当該ケーブルが作動レバーから外れて、駐車ブレーキが作動しなくなるおそれがあります。

(出典:リコール封書)

「駐車ブレーキ」という表現がとても違和感を感じますが、要はパーキングケーブルの固定が甘かったから外れるかもしれないよ!ということですね。なんせ、修理方法が「パーキングケーブルのダストブーツ先端部にクリップを追加します」ですから。

あまり自動車のメカについては詳しくないですが、クリップくらいで大丈夫なもんなんですね。私のクリップのイメージがゼムクリップなので、そんなものとは雲泥の差の力を持っていると思いますが。

01

(出典:Car Watch

対象車両は平成27年10月26日〜平成28年10月3日の間に生産された車両。もちろん私の車も対象です。

作業時間は30分。リコール経験者いわく、リコールの修理の際は気になるところ伝えたらいろいろ見てくれるよ、とのこと。

ラゲッジからカタカタ異音がする人は是非これを機会に点検してもらってください。きっと修理していただき改善されると思いますよ。→修理してもらったときの話はこちら。

まとめ

リコールというと無償修理してくれるわけですが、あまりうれしいものではありませんね。やはり気に入って買った車が不良品だったわけですから。しかし、昨今ではVW社やM社の偽装が取り沙汰されていますので、きっちりリコールしてくれるだけでもありがたいですね。いや、当たり前のことなんですが。

また、修理してきたら様子を報告します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です