先日、私の祖母が亡くなりました。
95歳でしたので大往生といえます。ちなみに、祖父も98歳まで生きましたので、長生き夫婦ですね。
近所に住んでいたこともあり、幼少期から頻繁に遊びに行き、いろいろお世話になっていました。最後に会いに行ったのは先々週。すでに病床でした。話しかけてもうなずくのがやっと。ようやく絞り出した声で、「ありがとう」と言ってくれたのが鮮明に残っています。
最後も苦しまず眠るように亡くなったということで、天寿を全うできたのではないかと思います。祖父と第2の生活を楽しんでくれればうれしいです。
そして、本題の葬儀なのですが、祖母はクリスチャンでした。そのため、葬儀もキリスト教式です。そこで感じた違いを少しお話していきます。
あくまでも祖母の葬儀に出席した主観です。キリスト教と言っても宗派による違いなどもあると思いますので、下記がすべてではありません。
死の考え方
これはクリスチャンの叔父が言っていたことですが、仏教は死を縁起の悪いものと考えます。
しかし、キリスト教では安らぎを得る、祝福されるものと考えるそうです。そのため、キリスト教の葬儀では遺族にかける言葉として「お悔やみ申し上げます」という言葉は合わないとのこと。まぁ、そこまで厳密に遠慮するわけではないとのことですが。
服装
今回は小さな教会で葬儀を行いました。各出席者の方たちの服装は基本的にはそれほど仏式と変わらなく感じました。ほとんどの方が黒や濃紺の服を着ておられました。教会仲間にもご出席いただいておりましたので、よほど黒系であれば問題ないのでしょう。
香典
今回はご遠慮いただいたおりましたので違いは判りませんでした。
通夜
キリスト教では通夜というものはないとのことです。ただ、日本の文化に合わせて執り行うこともあるそうです。今回も葬儀屋に通夜をやるかどうかを聞かれたそうですが、今回は遠慮していました。最近は結構夜が寒いですからね。
葬儀
祖母が毎週通っていた小さな教会で執り行われました。葬儀の流れとしては、聖歌・讃美歌斉唱→聖書抜粋や牧師の言葉→再度聖歌・讃美歌斉唱→献花→喪主の挨拶でした。「いつくしみふかき~」など聞いたことある歌を歌いました。
仏教だとお経を唱えたりと、聞いてもよくわからない言葉ばかりなので眠くなってきますが、キリスト教の場合は何を言っているかわかるので聞きやすいです。今回も聞いてて自分にも思い当たる節があることを言ってたので興味深く話を聞けました。
最後に
キリスト教の葬儀ってなかなか参列する機会がないとは思いますので、こういうものもある程度で覚えておかれると良いと思います。詳しく書いてあるサイトもございますので、一度調べてみてはいかがでしょうか。
私個人の所感としては、キリスト教の方があっさりしているというか、分かりやすい葬儀だと感じました。葬儀の中で、今何が行われているのか、牧師がどのような言葉で故人をしのんでいるのかが明確に聞き取れます。というか、仏式ってどうしても胡散臭く感じてしまいます。関係者の方すみません。
ちなみに、日本では土葬はできませんので、キリスト教でも火葬になります。