α55に変わる動物・競馬撮りカメラが欲しいので調べてみた

タイトルの通り、新しいカメラが欲しい病にかかっています。

私の現在の所有カメラはソニーのα55とFUJIFILMのX-E2です。いずれも5年以上前に販売された機種です。カメラボディの技術進化は凄まじいもので、5年も経てば、当時はミドルクラスでも今ではエントリークラスよりも劣る機能だったりもします。そもそもα55はエントリークラスですしね。

そんなわけで、自分の腕の無さを技術の力に助けてもらおうという作戦を考えたわけです。

その技術の力をどのカメラボディに託すかを検討してみました。

私の使い方

手持ちの2機種については用途に応じて使い分けています。

普段の街歩きや旅行時のスナップ写真用にはX-E2+XF35mm F1.4を使用しています。通常のスナップからテーブルフォトまで何でも素敵な世界を切り取ることができてお気に入りです。

そして、もうひとつは動物園や競馬場での撮影にα55+SAL 70300Gを使用しています。APS-Cセンサーなので35mm換算450mmは競馬場の撮影でも十分なレンズです。望遠端でもピントが合えば高い解像感で映し出します。

スナップ用途の富士フィルムには非常に満足しているので、今回はα55の置き換えを検討します。

現状の不満点

AFの速度、精度が不満です。

比較的止まっている状態が多いハニーさんだとこんな素敵な感じに撮れます。

_DSC9809

競馬場で撮るとこんな感じです。

_DSC0057

個人的には上記2枚はいい感じに撮れたと思っています。しかし、これが撮れるのが1日撮影に行って1枚、2枚という状況。

ハニーさんにしても、かわいい一瞬を撮ろうと構えてからフォーカス合わせている間にかわいい瞬間が終わってしまうという場合もあります。その一瞬を逃したくないのです!

技術がある人であれば、今の私の機材でも十分に満足できる写真を撮れると思うのですが、私は技術をお金で買おうと思います。誰が何と言おうと、お金で解決します!

それ以外のスペックについても最近のであればかなりの向上は見込めそう。

条件を考えてみた

どういうカメラが良いか、条件を考えてみました。

センサーサイズ

まず、センサーサイズについては、望遠中心に撮ることを考え、APS-Cかマイクロフォーサーズ。35mm換算での焦点距離が長くなるものを選択です。

もちろんフルサイズでも600mmのレンズとか買えばいいんですけど、いかんせん、大きく重くなるのが嫌なので、できるだけコンパクトなシステムで遠くの被写体を撮りたいです。

APS-Cであれば、300mmのレンズで35mm換算450mmほど、マイクロフォーサーズだと600mmになります。

AF性能

これは一概に数値では表せないところもありますが、最近のカメラであればよほどα55よりも性能がいいはず!

そのため、条件としてあげるならα55よりも測距点の数が多いことかなぁ。

連写性能

AF/AE追従でどれほどの連写ができるのか。

私のα55はエントリークラスながら10コマ/秒を実現していますが、AF-C時は露出固定となります。ISO値と絞りが固定される状態です。通常の連写は6コマ/秒です。これでも十分な速度かなぁと思います。

6コマ以上(AF/AE追従)で多ければ多いほうが良いですね。

連続撮影可能枚数

ここ重要です。

連写して撮ったものの30枚くらいで連写が止まって、保存が完了するまでシャッター切れなかったらせっかくのチャンスを逃してしまいます。特に競馬撮影中は連写を何度か繰り返すのでこれは多く必要です。

α55はRAW+JPEGで20枚です。6コマ連写なら3秒ほどでいっぱいになってしまいます。

これはα55よりも多くあって欲しいし、できれば5秒位は最高速で連写できるくらいあるといいな。

予算

中古で5万円~10万円くらいで買いたいなぁとは思っています。

型落ちでも全然良いので必要なスペックが揃っていればいいです。ボディを安く抑えれれば、その分レンズにお金を回せます。今回はマウント変更も視野にいれているのでレンズも含めて安く買えればうれしい。

ただ、思い切って良いものを買って長く使うという手もあります。というわけで、予算はそれほど重視しています。安く買えればいいなぁというレベル。

候補はこれだ

上記条件を少しだけ考慮して絞り込んだ機種はこちらです。

ソニー α77Ⅱ

まずはレンズ資産を生かすべく、αAマウントのAPS-C機であるα77Ⅱです。

AF測距点は79点でそのうちクロスが15点ということなので、α55の測距点15点(クロス3点)から比較したらかなりの性能アップが見込めそうです。評判を見ても、α77ⅡのAF性能はかなり高いとのことです。連写性能もAE固定で12コマで通常の連写は8コマです。ただ、連続撮影枚数はRAW+JPEGで26枚とそれほど多くはありません。

そして、最大の懸念点が今後のAマウントの展開です。最近のソニーは完全にEマウント重視のため、Aマウントに力が入っていないのは明らかです。それを考えるとここでマウント移行しておくのもありかなと考えてしまいます。

ソニー α6500

レンズ資産を活かしつつ、活気のあるマウントに徐々に移行することができるのがαEマウントのAPS-C機であるα6500です。

ミラーレスということもあり、APS-Cとしては小さく軽いカメラです。α55よりも小さいですよ。

小さいながら、425点の測距点があり、画面のほぼ全域がAFエリアになっています。また、4Dフォーカスシステムといって追従性能もかなり高いとのこと。そして、AF/AE追従での連写が11コマという驚くべき数字。そしてそして、連続撮影枚数がRAW+JPEGで100枚なんですよ。10秒近くは連写できますね。

しかし、AマウントをEマウント機で使うためには2万円ほどのアダプターが必要となります。そうすると、AF性能も落ちるので悩ましいところです。やはり、AマウントはAマウントボディで使うのが一番ですよね。

オリンパス OM-D E-M1

Mark2ではない方です。中古で5万ほどで入手できる2013年発売のマイクロフォーサーズのフラグシップ機。

ほぼα55と同じサイズ感ながら、81のフォーカスエリアがあり、AF固定なら10コマ、AF追従で9コマの連写が可能です。少し古いながら、α55からの性能アップはかなり見込めそうではあります。連続撮影枚数はRAWだと41枚と少し心もとないところがあります。

しかしながら、この性能が5万円ほどで買えてしまうのが魅力ですね。このボディを買うなら、40-150mm F2.8 PROのテレコン付きを買いたいなぁと思っています。

パナソニック DMC-G8

2016年発売のコストパフォーマンスがかなり高いカメラ。ボディ単体で10万円を切るパナソニックのミドルクラスですね。

サイズもE-M1、α55と同等サイズ。手ぶれ補正がかなり強力。AFエリアは49点と他と比べると少ないですが、α55に比べれば十分です。ただ、連写はAF追従で6コマとα55の通常連写と同じ。AF固定なら9コマいけます。RAW+JPEGであれば45枚以上は撮影できるとのこと。過度なスペックでない分、値段を考慮するとバランスが良いです。

マイクロフォーサーズならオリンパス、パナソニック両方のレンズが使えるというメリットもあります。

キヤノン EOS 7D MarkⅡ

動体最強のAPS-C機であるキヤノンのEOS 7D MarkⅡ。

すべてクロスの65点測距点で高速AFです。ただ、AFエリアとしては中央集中ですね。α6500とかの全体がAFエリアと比べると小さく感じます。しかし、基本は中央に被写体を持ってくるのでそこまで気にならないか。連写性能は10コマ/秒です。連続撮影枚数はRAW+JPEGで19枚。ちと少ない。そして、結構大きく重い。

しかし、キヤノンの魅力は豊富なレンズ群。純正からサードパーティまでレンズ選び放題。もちろんその分中古も多い。

まとめ

調べていて分かったのはα55がどれだけ魅力的なカメラだったかということ。

この小ささで、10万ほどの値段で基本機能が全体的に高いというのはすごいことですね。本当に純粋な後継機が発売されていないのが残念で仕方ありません。ただ、AF性能だけはやはり不満。もう少し迷わず速くフォーカスしてくれるとうれしい。

もう少しα55でがんばってみてもいいかな、と思えてきました。少しお金を貯めてOM-D E-M1 MarkⅡやDC-G9 PROやα99Ⅱを狙うのもいいのではとの悪魔の囁きも聞こえてきております。物欲はつきませんね。

まだ、調べながら迷うのを楽しみたいと思います。

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