2016年 フランス旅行記〜4日目 凱旋門賞

2016年9月29日〜10月4日のフランス旅行の記録。

4日目は凱旋門賞です!

シャンティイ競馬場へ

とうとうやってきました凱旋門賞の朝。競馬場への入場券は事前に購入済み。後は現地へ向かうのみなのです。しかし、そこで失敗しました。シャンティイ競馬場へはParis Nord駅からTERに乗るのですが、ギリギリの時間で行ったらRERからの乗り換えで迷ってしまい、予定の電車に乗れず。1時間ほど待ちぼうけを食らうことに。仕方なく駅周辺で時間をつぶして1時間後に電車に乗ることにしました。

Paris Nord駅はさすがにでかい!でかいが故に、路線によって駅名が異なりわけかわめになっています。Saint Lazare駅からはRER E線で行くのですが、降りる駅はMagenta駅となります。謎すぎる。

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ようやく乗車時刻が近くなったのでホーム付近へ。凱旋門賞への案内人の方がいますので迷いません。

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ちなみに電車は2階建てでした。せっかくなので2階席に座ることに。TERは特に指定がないので自由席でした。

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シャンティイ競馬場最寄りの駅までは30分もかかりません。駅自体はとても小さく、田舎の駅という感じ。カルカソンヌ駅よりもさらに小さい感じです。

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そこに凱旋門賞目当ての大量の人が押し寄せるわけですよ。パリではほとんど見なかった日本人も大量に見かけました。もちろんみんな競馬場へ向かいます。

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駅から競馬場へはほぼ一本道。車道は警察が封鎖しているので車通りはゼロ。

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華やかな1日のはじまりをビッグバンドが盛り上げてくれます。ここで馬場の内側とスタンド側の人が分岐します。

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私はスタンド側なので案内に従い進みます。森林の中をずんずん進んでいきます。

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そして、コースの真横も通ります。馬運車が横付けされていたりと、とにかく距離が近い。凱旋門賞のゲートもすでに準備されています。

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入場門から入ると、まずはレース前の馬が準備している厩舎があります。距離が近い。

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そして、みなさんすでに華やかなムードで楽しんでらっしゃいます。華やかな姿をした人たちがワインやシャンパンで楽しんでおられました。みんな正装している。これぞヨーロッパ競馬。そんな中、私はパーカーですよ!

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シャンティイ競馬場

とても小さな競馬場です。コース形状はロンシャンと結構似てますね。三角形。人が入れる場所はパドック付近に固まっています。この日は凱旋門賞ということもあり、臨時の売店などがたくさんでていました。日本からのツアー客用の案内人等もいましたね。

場内散策

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こちらはメインのスタンド。中では馬券を買えたりちょっとしたスナック、ドリンクが買えます。規模は本当に小さい。

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パドックは座って見れるように座席があったりと公園みたいです。

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パドック裏には検量室がありました。一般客も間近で見ることができます。

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そして、VIP席近くには歴代のトロフィーが飾られていた。のかな。おそらく。

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場内を散策しているとマカヒキの応援寄せ書き発見。

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上を見上げるともう一枚ありました。

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それを見ていると隣のお兄さんがこれは何だと聞いてきた。寄せ書きって海外では珍しいのかね。でも英語でどうやって言えばいいのかわからず、Yells from japaneseとかわけのわからんこといってまった。けどなぜか納得していた。その後もおばちゃんが、これは日本の子どもたちが書いたのって聞いてきた。確かに言われてみれば子供が書いているようにも見えるが。

コース側にでてみる。スタンドは大きくない。イメージとしては地方競馬場くらいの大きさ。いや、本当に。

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ここがゴール前。あと5時間もすればここが熱戦の最前線となるわけです。

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馬券を買う

馬券の購入は窓口です。

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そして、自動券売機で買えます。なんとか英語にも対応していたので一安心。

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国際レースということで、このように日本語、英語対応のカウンターが臨時ででてました。

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そして、面白かったのがそこいらに立っているタブレット持った人たち。この人たちから馬券買えるんですよ。

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馬券はこのようなペラペラの印紙。記念に持ち帰ってもおそらくすぐに読めなくなるやつ。海外はほとんどこんな感じで日本が異質なのか。

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いざ、凱旋門賞

凱旋門賞の日は全レースG1です。1レースも目が離せないですね。1レースからパドックとコースを行ったりきたりしつつ、途中で券売機で馬券を買う。馬券種類がありすぎるので、ほとんど単勝しか買わず。当たらず。

凱旋門賞が近くなってくるとどんどん人が増えてくる。

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事前に馬券は買っておこうと思い、マカヒキの単勝10ユーロとファウンドの単勝20ユーロ購入。非国民と言われようと、本命はファウンドでした。

そして、凱旋門賞のパドックが始まる。まずは騎手がはいってくるんですよね。パドック内で騎手紹介が行われてから馬がはいってきます。でもポストポンドだけやたら早く入ってきてた。そして、後続の馬たちがはいってきます。その後、騎手が騎乗して1周して本場場へ。見慣れたルメールやらデムーロ(クリスチャンの方ね)やらデットーリやらムーアがいます。

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パドックの後は本馬場入り。これは日本も同じ。日本ノリで叫ぶ人が結構いた。こうしてみると、来場の2割くらいは日本人なんじゃないかという感じ。

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そして、いよいよ発送目前。スタンド前も大勢の人であふれる。日本のようにぎゅうぎゅう詰めとかではなくかなり余裕がある。

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馬場の内側も大勢の人であふれている。みんなドキドキしてスタートを待っていますね。

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ファンファーレは日本だけの風習なので何もなしでスタート。スタートから向こう正面まではほぼ見えない。目の前で見れるのは直線だけなのでターフビジョンで行方を確認する。ドキドキしすぎてうまく見てれなかった。本命はファウンドだったけど、目で追っていたのはもちろんマカヒキ。ダービーを目の前で見た身としては、あのダービーの走りをもう一度見たかった。

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しかし、結果は御存知の通り惨敗。ファウンド強かったなぁ。ムーアうまいよなぁ。何年か前に見に行った香港カップがスノーフェアリー×ムーアだったのでムーア=牝馬というイメージがついていた。それもあって単勝を買ったのだが、200ユーロほどの払い戻しになるとは。おかげさまで凱旋門賞グッズ(というよりカタール航空グッズ)を買えた。

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ゴール直後の阿鼻叫喚な感じは日本と変わらず。正装しているけどただのギャンブル好きな輩ばかりだった。やはりこれぞ競馬だよな。紳士なスポーツと言いながらも、やはり競馬はこうでなければ。

そして、今回の一番印象的だったシーン。ターフビジョン越しですが。

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シャンティイ城

凱旋門賞の表彰式まで見終え帰ろうかと思いましたが、せっかくシャンティイまで来たのでシャンティイ城まで足をのばすことにしました。会社の先輩がシャンティイ城は是非見たほうが良いとのことだったので。

駅とは反対方向へ歩いて行くと競馬場越しに見えてきます。

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こんなに近いのかというくらい見えてきます。といっても、コース沿いに結構な距離歩きました。シャンティイ城はどこまで入れるかで料金が違うのですが、時間帯から庭までしか入れず。馬の博物館があるらしいけど、時間がなく庭を少し散策しかできませんでした。庭だけなら8ユーロだったかな。

それでも池に浮かぶように見えるシャンティイ城はとてもきれいでした。そして、庭も広大だったな。時間があればしっかりと散策したかったけど、しょうがない。電車の時間もせまっていたので、名残惜しい気持ちもあったけどシャンティイ城の庭をちょっと歩いただけで帰ることに。

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帰り際に最終レースの発送を目の前で見ることができました。距離近すぎだろ。

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まさかのキャパオーバー

もちろん行きと同じ駅から帰ります。しかし、駅に着いて唖然。駅への長蛇の列ができてる。

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警察まで出動している。乗りたい電車はあと30分ちょっとで来るけど、駅舎への列はまったく進む気配なし。シャンティイ駅が凱旋門賞というキャパにまったく対応できていなかった。

わずかづつだが進んでいったものの、そもそも自分がこの列に並んでいていい人間なのかどうかも全くわからず、近くにいた警備員に聞いたらとにかくここで並んで待てとしか言われない。なんだこれ。なんとか駅目の前に来たらいきなり警察がGoって言ってホームまで行けるようになった。でももうすでに電車来てるんですけど。乗っていいの?待っててくれるの?そんな気持ちで走っていた多くの人。結果的にはホームに着いたら駅員がもう乗るなって言って制止された。席が空いているにもかかわらず乗れなかった。なんだこれ。

1時間ホームで待ちぼうけをし、電車には乗ることができ、無事にパリに戻れた。

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夕食は家庭料理

夕食は家庭料理のレストランで。私が頼んだのはタジン鍋みたいなやつ。

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相方はクスクス。クスクスとは小麦粉を小さく丸めたご飯みたいなもの。とてつもない量が運び込まれてきました。本当にカルカソンヌのカスレがかすむようなとてつもない量。これ一人分?

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しかし、どちらもめちゃうまです。クスクスはそうめんみたいな味。スープをかけて楽しむ料理です。もとはモロッコの料理だったかな。相方は相当気に入ったらしくクスクス買って帰りました。

そして、この日も相変わらず爆睡。ついに最終日がくるのでした。

続く。

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